みなさん、こんばんは
KITASUGIスタッフのさやかです☺️
前回のブログからかなり時間が空いてしまいました…
気付けばようやく秋の気配もちらほら。。
今回も立山縦走のお話の続きです!
2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その1~
2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その2~
2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その3~
奥大日岳を無事に登頂し、次に目指すのは中大日岳と大日岳。
どんよりと雲なのか、霧なのか正体不明の白いモヤの中を歩み続けます。
奥大日岳から中大日岳へ向かう途中、標高を一気に200mほど下るのですが
散々登ってきたところで、急な下り(梯子もある)は何かと足に疲労が溜まりがちに。。
お昼も過ぎたところで、身体そのものに疲労も溜まり始めていた、その時…!
先頭を歩いていたYさんが転倒
後ろから見ていた私はただごとではない!と一気に疲労も何もかもが吹っ飛びました。
人が1人倒れるくらいの狭い山道。
(幸いにすれ違ったのは1人だけでした)
リュックを枕にして、怪我の応急処置開始です
こういう時こそ、冷静でいないといけないな、、と改めて思うのですが、
持って来たはずのものを見つけられなかったり、足元にあるものに気づかなかったり。。
全然、冷静ではなかったなと改めて反省です
幸い、骨折などの怪我はなく、大日小屋まで歩いて行けそうとのことで、ゆっくりと歩き始めました。
縦走する上で気をつけないといけないのは、やはり体力調整なのかな?と。
休憩のタイミングや水分、サプリの補給など自分が認識している以上に身体は疲れていたりするので、何事も早めの対応が良いなと改めて考えさせられました。
奥大日岳から中大日岳の間に七福園という昔、修験者が修行を行っていたという場所があります。
修行場と聞けば、派手な岩場やガレ場などがあるのかと少しワクワクしていたのですが、
待てど暮らせど何も現れてこない…
ただただ穏やかな広場が広がっている
そう、この穏やかな広場こそが修行の場、七福園!
確かに、、よく見てみればそれなりに大きな岩などもありましたが。
個人的には富士の折立の方が修行場でした
穏やかな場所を穏やかに通り過ぎ、そろそろ中大日岳のはず…
しかし、それらしきピークは見当たらず。。
まわりをキョロキョロしながら歩いていると少し大きな岩を発見!
よーく見ると小さな小さな中大日岳の看板が!
注意しておかないと見逃しそうなくらいなピークでした
中大日岳を無事に通過して、下っていくと眼下に見える大日小屋と剱岳!!
小屋と剱岳が見えた瞬間の感動たるや!
小走りができるほど、テンションも上がりました!
大日小屋はランプの小屋とも言われているらしく、
食堂にはほのかなあかりを灯す、使いこなされたランプたちがいくつもぶら下がっています。
その優しいあかりにただただ癒される時間。
食堂の窓を開ければ目の前に剱岳。
なんという絶景!
夕飯が仕上がってくるほのかな香りを感じながら、
窓の外の剱岳を眺めます。
最初は雲の影響であまり見えていなかった剱岳も、日が暮れるにつれ、雲が晴れ、滝雲も現れ、なんとも幻想的な風景が目の前に広がってきました。
夕陽に照らされる大日岳に剱岳。
全てが優しい朱鷺色に包まれる世界。
自分の視界の中が優しさでいっぱい。
思わず泣きそうでした。
優しい空気に包まれながら夕飯を食べた後、小屋のオーナーけんじさんが自作のギターで生演奏&生歌唱!
(けんじさんはギター職人でもあるそうです)
これまた優しいギターの音色と歌声に包まれて、夢うつつ…
けんじさんの演奏の後は我らのリーダーが自作曲を演奏!
韓国から来ていた女性がものすごく熱心に聴いていたのが印象的でした☺️
縦走二日目も色々あったけど、やっぱり優しい気分で1日が終わる。
山はほんとうに不思議な場所。
縦走三日目、いよいよ最終日!
戦々恐々としていた下山の開始です!
これまた、どうなることやら!
まだ引っ張ります笑
その5へ続く➡️➡️➡️