こんにちは。もっちです。
8月の終わり、ずっと気になっていた『北アルプスの中でも最も奥深いルートのひとつ』である、読売新道に行ってきました。
ルートは黒部ダムから奥黒部ヒュッテ、読売新道、赤牛岳、温泉沢の頭、高天原山荘、大東新道、薬師沢小屋、太郎兵衛平、折立。
読売新道に行くと言ってもいろんなルートが考えられるので調べていると、新穂高温泉から双六岳、水晶岳、赤牛岳、黒部ダムなど、読売新道を下るルートが王道のようですが、今回は登るルートで行きました。
そして今回はもうひとつ、ずっと気になっていた平の渡しの乗船がありました。
5分ほどと少しの時間ですが、ルート上に乗船がある(地図上にもしっかり記載があります)のは面白いです。
平の渡しは1日目、黒部ダムから奥黒部ヒュッテへ向かう途中にあります。
まず梯子を下って渡し場へ。船頭さんが手際よく準備してくださいます。
山を眺めながら対岸へ。いい感じです。
対岸についたら船頭さんとお別れ。
他に、黒部ダムから渡し場へ向かう途中、遊覧船『ガルベ』が見えました。残念ながら今年で終わりになるそうです。
目的の読売新道は2日目。水晶岳から奥黒部ヒュッテのある東沢出合を結ぶ長い長い道のりです。
ヒュッテの前から黙々と登って樹林帯を過ぎると展望が開けます。樹林帯も良い雰囲気でした。
ハイマツ帯を抜けて、景色を見ながらさらに黙々と進むと赤牛岳。記念にカッコよく1枚撮っていただきました。
よく見ると標識に赤べこのストラップがついていて、私もこの日は赤べこカラー。なんとなく縁を感じます。
赤牛岳で休憩中のCLの向こうに槍ヶ岳。展望がよく気持ちよかったです。
この後時間の問題もあり水晶岳まで行かず、温泉沢の頭から高天原山荘へ。その途中の温泉にも入りました。
露天も心惹かれますが、まだまだ明るい時間でしたので私は囲いのある女湯に。
こちらは露天風呂。
3日目、まず大東新道から薬師沢小屋へ。大東新道は水量が多ければ大変で注意が必要だと思いますが今回は大丈夫。
今年は前回お伝えした大キレットで南岳新道。そして今回のルートで2つの新道を歩きました。
新道はきついところが多いようですが、どの新道も歩いてよかったなと思います。
そして、笠ヶ岳へ行った時も笠新道を登りましたが、登り切って杓子平へ出た時のこともよかったな、とよく思い出しますので、どうやら私は新道好きみたいです。
薬師沢小屋の吊橋で向かい合ってCLとお互いに写真を撮り合いっこ。
吊橋が見えた時はやっとここまできた!とうれしくなりました。
最後、太郎兵衛平へ着くまでに雨がたくさん降ってカッパを着込むなどありましたが、太郎の小屋で食べた名物のラーメンはとてもおいしかったです。
太郎の小屋でゆっくり休んだ後はどんどん下って折立へ。今回もけがなどなく無事に下山することができました!
今回の山行は『行きたい山アンケート』に、私が読売新道を書いていたことで、例会をやろうとCLから声を掛けていただき実現しました。CLにもいろんな希望があって、それぞれが組み合わさりとてもよい山行になったと思っています。
洛中労山には、山行企画部という部会があり、行きたい山の希望を吸い上げて例会を行っています。
それから希望を言うだけでなく、自分がCL(リーダー)となって例会を行うこともできますので、もしも行きたい山があって、どうしようかな・・・と思っている方があれば洛中労山でそれを実現させてみませんか?
そして今回のブログも、みなさんの行きたい山が増えるきっかけになったらいいなと思います。