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みなさん、おはようございます!

ついに立山三山・大日三山縦走のお話の完結編です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!

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2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その1~
2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その2~
2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その3~
2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その4~

縦走最終日⛰
一服剱あたりから出てくるご来光をみんなで眺めながらのスタート。
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小屋に泊まっていた人たち、みんなで横並びになりながら「キレイだね~」「すごいね!」と
感想を言いながら。写真を撮りながら。
まったりとご来光を受け取ります。
今年はほんとうにお天気に恵まれている私はどこへ行っても素晴らしいご来光に恵まれています。
なんとなく、、
ご来光がちゃんと見れると山に来てくれてありがとうって言われているような気になります。
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この日の朝は小屋でゆっくりと朝ごはんを味わってから出発です!
Yさんの体調を考慮して、大日岳は眺めるだけにして称名滝を目指します!
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大日小屋から大日平山荘までは穏やかにおりていたのですが…
大日平を味わっていたら、牛ノ首という峠?エリア?から想像以上にキッツイくだりが登場。
それまでの大日平はそれはそれは天国でした!
縦走をしていると時々現れるこういった天国みたいな場所。
大好物です!
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大日小屋のお弁当は粽!うれしい!大好物!

地形図を見ていても、明らかにおかしい幅の等高線があったので
なんだかやばそうだな、、とは思っていたのですが
想像以上でした。。。
斜度がきついところが苦手な私は人一倍時間がかかってしまいました。。
しかも下山途中から霧雨のような雨も降りだしてしまい、
鎖やはしごが滑るるるるうううぅぅぅ
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昔、何かあったのかな?と思うくらい垂直の下りが苦手な私。。実はエレベーターも苦手…
半泣きで下りました。

下りの途中で猿が馬場というとても不思議な名前の少しだけ平らな場所で休憩。
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やっと生きた心地がしたのでした。笑
ちなみに猿が馬場の名前の由来は遠い昔、
峠を登ってきた馬が繋がれていた場所だそうです。
あんな峠を馬が登ってきたのかと思うと、なんとも可哀そうな気がします。。

休憩でなんとか生気を養い、あと少し頑張ります!
躓きながら、滑りながら、雨に濡れながら、
必死に下り続けてやっと下山!
下山の終わりは突然にやってきました
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下山したこの場所は落差日本一の称名滝のすぐ近く。
滝の音が聞こえる距離。
ザックを放り投げて、手ぶらで称名滝を見に行きました。
(手ぶらって最高!)
歩くこと約5分。
ものすごい爆音とともに称名滝登場。
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想像以上の大きさと迫力に一瞬足がひるむほど。
復活したYさんは誰よりも早く称名滝に到着し、展望台にも登られていました!
疲れ切っていたTさんと私は称名滝のふもとで休憩☕
思い思いに称名滝も堪能し、帰路へと向かいます。
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京都に帰る途中にお決まりの温泉とお寿司を堪能!
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どちらも最高でした!
こちらのお湯はとろみがあってお肌がすべすべになる魔法の温泉♨
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富山に来たら是非一度入ってほしいです☺
そして、、なんと!
私の親友が帰り際に会いに来てくれました!
そうです、縦走記録のその3で登場したあの親友です
普段はなかなか会えないのですが、会うと会っていなかった時間も距離も全てを吹き飛ばすほどのパワーを持っている人。
彼女に会うと嬉しくて毎回泣いてしまうのです
きっとほんとに大好きなんだと思います。(私が)

縦走の最後に親友にも会えて
こころもからだも満たされきった私なのでした。

京都まではリーダーが頭文字Dに負けないくらいのハンドルさばきの運転であっという間に京都に到着。
登山で疲れているにも関わらず、いつも運転をありがとうございます!

こうしてなんとか無事に立山三山・大日三山を縦走し終えることができました。
今回も豊富なネタを皆さん、ありがとうございます!
私はどんくさく、動きも機敏ではないので足手まといになりがちですが
思い出をかたちにするのは得意だと思っているので、これからもみなさんのネタをかたちに残していきたいと思います!

KITASUGIブログを見てくださった方がひとりでも
山に登ってみたいな、洛中に参加してみたいなと思っていただけたら嬉しいです☺

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みなさん、こんばんは
KITASUGIスタッフのさやかです☺️

前回のブログからかなり時間が空いてしまいました…
気付けばようやく秋の気配もちらほら。。
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今回も立山縦走のお話の続きです!

2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その1~
2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その2~
2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その3~

奥大日岳を無事に登頂し、次に目指すのは中大日岳と大日岳。
どんよりと雲なのか、霧なのか正体不明の白いモヤの中を歩み続けます。
奥大日岳から中大日岳へ向かう途中、標高を一気に200mほど下るのですが
散々登ってきたところで、急な下り(梯子もある)は何かと足に疲労が溜まりがちに。。
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お昼も過ぎたところで、身体そのものに疲労も溜まり始めていた、その時…!
先頭を歩いていたYさんが転倒
後ろから見ていた私はただごとではない!と一気に疲労も何もかもが吹っ飛びました。
人が1人倒れるくらいの狭い山道。
(幸いにすれ違ったのは1人だけでした)
リュックを枕にして、怪我の応急処置開始です‍
こういう時こそ、冷静でいないといけないな、、と改めて思うのですが、
持って来たはずのものを見つけられなかったり、足元にあるものに気づかなかったり。。
全然、冷静ではなかったなと改めて反省です‍
幸い、骨折などの怪我はなく、大日小屋まで歩いて行けそうとのことで、ゆっくりと歩き始めました。
縦走する上で気をつけないといけないのは、やはり体力調整なのかな?と。
休憩のタイミングや水分、サプリの補給など自分が認識している以上に身体は疲れていたりするので、何事も早めの対応が良いなと改めて考えさせられました。

奥大日岳から中大日岳の間に七福園という昔、修験者が修行を行っていたという場所があります。
修行場と聞けば、派手な岩場やガレ場などがあるのかと少しワクワクしていたのですが、
待てど暮らせど何も現れてこない…
ただただ穏やかな広場が広がっている
そう、この穏やかな広場こそが修行の場、七福園!
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確かに、、よく見てみればそれなりに大きな岩などもありましたが。
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個人的には富士の折立の方が修行場でした
穏やかな場所を穏やかに通り過ぎ、そろそろ中大日岳のはず…
しかし、それらしきピークは見当たらず。。
まわりをキョロキョロしながら歩いていると少し大きな岩を発見!
よーく見ると小さな小さな中大日岳の看板が!
注意しておかないと見逃しそうなくらいなピークでした
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中大日岳を無事に通過して、下っていくと眼下に見える大日小屋と剱岳!!
小屋と剱岳が見えた瞬間の感動たるや!
小走りができるほど、テンションも上がりました!

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大日小屋はランプの小屋とも言われているらしく、
食堂にはほのかなあかりを灯す、使いこなされたランプたちがいくつもぶら下がっています。
その優しいあかりにただただ癒される時間。
食堂の窓を開ければ目の前に剱岳。
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なんという絶景!
夕飯が仕上がってくるほのかな香りを感じながら、
窓の外の剱岳を眺めます。
最初は雲の影響であまり見えていなかった剱岳も、日が暮れるにつれ、雲が晴れ、滝雲も現れ、なんとも幻想的な風景が目の前に広がってきました。
夕陽に照らされる大日岳に剱岳。
全てが優しい朱鷺色に包まれる世界。
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自分の視界の中が優しさでいっぱい。
思わず泣きそうでした。

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優しい空気に包まれながら夕飯を食べた後、小屋のオーナーけんじさんが自作のギターで生演奏&生歌唱!
(けんじさんはギター職人でもあるそうです)
これまた優しいギターの音色と歌声に包まれて、夢うつつ…
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けんじさんの演奏の後は我らのリーダーが自作曲を演奏!
韓国から来ていた女性がものすごく熱心に聴いていたのが印象的でした☺️
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縦走二日目も色々あったけど、やっぱり優しい気分で1日が終わる。
山はほんとうに不思議な場所。
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縦走三日目、いよいよ最終日!
戦々恐々としていた下山の開始です!
これまた、どうなることやら!

まだ引っ張ります笑
その5へ続く➡️➡️➡️

こんにちは。けいたです!
初めて投稿させていただきます。

夏は毎年暑いですが、今年は暑すぎますよね〜
とくに京都は猛暑日も多くて、職場行くだけでもたくさん汗かいてしまってます。
みなさんは暑い中での山登りで、どういった暑さ対策をされてますか?

大学のときから山に登るようになり、社会人になってからも春から秋のシーズンに限り山登りを続けてますが、昨年夏頃から暑さや運動不足による体力の低下で、山から足が遠のきがちです…

もともとは暑い夏の山が好きだったのですが、今年の暑さでは山に行きたいと思うことすらなく、体力戻すためにも少しずつ運動しないといけないって考えてます。

一番登っていた頃は、0合目からの富士山、大杉谷からの大台ケ原、戸開式と戸閉式にあわせた大峯山、石を背負って大山など、ひと夏に何回も遠出までして山に出かけてました…
山の良さは知ってるのですが、少し間があいてしまうと、行こうかなって気持ちが弱まってしまうんですね。

久しぶりに仕事で会ったときに、「ちょっと太ったん違う?」とか言われると、なんとなく自分で分かってはいても、やっぱり運動不足なんだなって再認識させられます。
なかなか活動にも参加できていないので、少しずつ再開していきたいとも思ってます!

本当なら山に行ったときの良い写真を添付したかったのですが…
次の機会には、山に行ったご報告ができたらなって思います!

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みなさん、こんにちは😃
KITASUGIスタッフのさやかです^_^

9月とはいえ、まだまだ暑いですね💦
しかし、18時をまわると暗くなり始めるのが早くなったなぁと感じます。
そうこうしている間に年末になるのでしょうね…

さて、本日も立山・大日岳縦走のお話の続きです!

2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その1~
2024夏:立山三山・大日三山を縦走する之巻。~その2~

内蔵助山荘でまったりと過ごしていると、ちょっと気になることが…
相部屋の男性が明らかにおかしい。。
顔が真っ赤で、冷えピタを貼り、巻き寿司のようにお布団にくるまっている。
そして時々、咳き込んでいる😨
これはもしかして、もしかするのでは??と思い、
小屋の方に相談して、部屋を変えていただきました。
やはり、山行時は体調管理が何よりも大切!
行く前はもちろん、山行途中も何か異変があれば躊躇わず下山する勇気を持たないとです!
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ちなみに、
こちらの内蔵助山荘は私の親友の同級生が運営していることが下山後にわかりました!
世間は狭い!

翌朝、日の出とともに小屋を出発!
立山三山のひとつ、別山を目指します!
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お天気はすこぶる良かったのですが、風がきつく、みるみるうちに体温が奪われていきます。
通常なら雨具の上着でしのげるのですが、足元から寒くなり、全身着用しました️。
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雨具の下にはウィンドシェルも着用…
夏山とは言え、3,000m近い山の気候を甘く見ていてはいけません!
服装の調整は命取りです😤

内蔵助山荘から約1時間ほどで別山に到着!
時間としては1時間ほどでしたが、登山道はなかなかの斜度とガレ場。
体幹ゼロの私にはしんどかったです…
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山頂にはすでにちらほら人がいらっしゃいます。
皆さん、早い!

ここから更に1時間ほどかけて、剣御前小屋に到着!
陽はすっかり登りきっているにも関わらず、
風の強さはおさまらなくて、寒さを感じます。
これは体内から温めないとアカンやつ!と思い、小屋であつあつのココアを購入!
使用しているココアはスイスのものだとか
しっとりと甘くて美味しかったです☕️
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小屋でゆっくりと休憩をさせてもらい、いざ出発!
目指すは室堂乗越からの奥大日岳!

奥大日岳へ向かう山道は常に剱岳が横目に見える、贅沢な山道。
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偉大な山に見守られながらアップダウンを繰り返します。
奥大日岳に近づくにつれ、雲が下からどんどん湧き上がってきました。
どんどん湧いてきて、あっという間にまわりは真っ白!
雨にはならなかったのですが、濃霧のような状態で髪の毛やウェアはなんとなくしっとり。。
さっきまで見守られていた剱岳の姿はもう何ひとつ見えません…
山頂に近づくにつれ、どこにこんなに人がいたんどろうと思うくらい、人も湧いてきました笑

内蔵助山荘から約5時間。
やっとこさ奥大日岳に到着!
まわりは真っ白!
景色は皆無!
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それでも看板を持って全員でにこやかに記念撮影📸
雲の影響で雨粒を感じることはありましたが、なんとか雨具を出すことなく、お昼も食べれて
次は目的地、中大日岳を目指します!

中大日岳へ向かう途中も色んなことがありました😅
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長くなりそうなので、その4へ続きます➡️➡️➡️

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こんにちは。もっちです。
8月の終わり、ずっと気になっていた『北アルプスの中でも最も奥深いルートのひとつ』である、読売新道に行ってきました。
ルートは黒部ダムから奥黒部ヒュッテ、読売新道、赤牛岳、温泉沢の頭、高天原山荘、大東新道、薬師沢小屋、太郎兵衛平、折立。

奥黒部ヒュッテ前の赤ペンキ、読売新道の案内。
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読売新道に行くと言ってもいろんなルートが考えられるので調べていると、新穂高温泉から双六岳、水晶岳、赤牛岳、黒部ダムなど、読売新道を下るルートが王道のようですが、今回は登るルートで行きました。

そして今回はもうひとつ、ずっと気になっていた平の渡しの乗船がありました。
5分ほどと少しの時間ですが、ルート上に乗船がある(地図上にもしっかり記載があります)のは面白いです。

平の渡しは1日目、黒部ダムから奥黒部ヒュッテへ向かう途中にあります。
まず梯子を下って渡し場へ。船頭さんが手際よく準備してくださいます。
IMG_2859 平の渡し3
山を眺めながら対岸へ。いい感じです。
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対岸についたら船頭さんとお別れ。
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他に、黒部ダムから渡し場へ向かう途中、遊覧船『ガルベ』が見えました。残念ながら今年で終わりになるそうです。
IMG_2853 ガルベ

目的の読売新道は2日目。水晶岳から奥黒部ヒュッテのある東沢出合を結ぶ長い長い道のりです。
ヒュッテの前から黙々と登って樹林帯を過ぎると展望が開けます。樹林帯も良い雰囲気でした。
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ハイマツ帯を抜けて、景色を見ながらさらに黙々と進むと赤牛岳。記念にカッコよく1枚撮っていただきました。
IMG_2936 赤牛岳

よく見ると標識に赤べこのストラップがついていて、私もこの日は赤べこカラー。なんとなく縁を感じます。
IMG_2939 標識

赤牛岳で休憩中のCLの向こうに槍ヶ岳。展望がよく気持ちよかったです。
IMG_2941 cl
この後時間の問題もあり水晶岳まで行かず、温泉沢の頭から高天原山荘へ。その途中の温泉にも入りました。
露天も心惹かれますが、まだまだ明るい時間でしたので私は囲いのある女湯に。IMG_2988 女湯

こちらは露天風呂。
IMG_2986 露天風呂

3日目、まず大東新道から薬師沢小屋へ。大東新道は水量が多ければ大変で注意が必要だと思いますが今回は大丈夫。

今年は前回お伝えした大キレットで南岳新道。そして今回のルートで2つの新道を歩きました。
新道はきついところが多いようですが、どの新道も歩いてよかったなと思います。
そして、笠ヶ岳へ行った時も笠新道を登りましたが、登り切って杓子平へ出た時のこともよかったな、とよく思い出しますので、どうやら私は新道好きみたいです。

薬師沢小屋の吊橋で向かい合ってCLとお互いに写真を撮り合いっこ。
吊橋が見えた時はやっとここまできた!とうれしくなりました。

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最後、太郎兵衛平へ着くまでに雨がたくさん降ってカッパを着込むなどありましたが、太郎の小屋で食べた名物のラーメンはとてもおいしかったです。
IMG_3025 ラーメン

太郎の小屋でゆっくり休んだ後はどんどん下って折立へ。今回もけがなどなく無事に下山することができました!

今回の山行は『行きたい山アンケート』に、私が読売新道を書いていたことで、例会をやろうとCLから声を掛けていただき実現しました。CLにもいろんな希望があって、それぞれが組み合わさりとてもよい山行になったと思っています。

洛中労山には、山行企画部という部会があり、行きたい山の希望を吸い上げて例会を行っています。
それから希望を言うだけでなく、自分がCL(リーダー)となって例会を行うこともできますので、もしも行きたい山があって、どうしようかな・・・と思っている方があれば洛中労山でそれを実現させてみませんか?
そして今回のブログも、みなさんの行きたい山が増えるきっかけになったらいいなと思います。