労山マークについて

日本勤労者山岳連盟マークの由来とその意味


2つの三角形を組み合わせた労山マークは、労山のシンボルとして広く知られています。このデザインは1960年の「勤労者山岳会」結成直前に、労山創立者の一人、伊藤正一さんが山岳画家の山田勇一郎氏(後アンデスで死亡)と相談し、山川氏のアトリエで半日考えて考案したもので、労山結成以来使用されています。
形は労山の理念を表現しています。白い三角形は高く険しい山を表し、紺色の三角形は緑におおわれた低いなだらかな山(本当は緑色にしたかったが、旗の地が緑なので紺色にした)を表しています。登山には広い裾野が不可欠でありハイキング分野も重要との考えから考案されました。 幾何学的な細かい形の取り決めは、将来マークが変形しないようにとの配慮で伊藤さんが規定したものです。

労山マークの規定

三角形ABCは円に接する正三角形
DはBと円の中心Oを結ぶ線の延長と円の交点
円弧AD=円弧CD
EはAC線上の点 EDとBCは平行
FはED線上の点 EF=FD
BC=1とすればBF=約1 CF=0.6