編集部からのお願い |
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テンプレートを使っていただきたい理由~その1~ワープロソフトというのは、文字やレイアウトなどを装飾するための機能が備わっています。 また、入力支援の機能として、オートコレクトや文章校正、文字体裁など詳細な設定項目が覚えきれないほどきめ細かく控えています。 それらの機能は便利で手早く見栄えの良いページを作成してくれます。 しかし、その見栄え良く出来上がったページをそのまま紙にプリント出来るのは、その作成したパソコンとそのソフトから印刷をした場合に限るのです。 ファイルにして他人のパソコンに移し開くと、必ずしも同じようになるとは限らないのです。いびつな文字になったり文字化けすることもありますし、行も乱れていたりもします。 修正しようにも思い通りに並んでくれず、行や画像、テキストボックスなどが飛び回って手が付けられない場合もあります。 そんな手の付けられない状態の原稿はどう処置すればよいか?メモ帳などのテキストエディタと呼ばれるソフト「にすべて選択」→「コピー」→「貼り付け」します。 そのメモ帳から再び「すべて選択」→「コピー」→「Wordに貼り付け」するのです。そうすれば文字の装飾やレイアウトされていた機能はすべて取り払われ、同じ大きさの味気ない文字だけになります。 それからは思い通り、素直にレイアウトできます。 このことからもわかる様に、ワープロのファイルというのはファイルの中に様々な機能も格納されているのです。そのファイルを他人のパソコンに移すと格納されてくっついてきた機能と開いたパソコンの機能がマッチしない部分があるのだろうと推測します。 同じ「Word」だからと言っても、バージョンによる違い、OSがWindowsだからと言っても200やXPやVistaや7(セブン)などがあり、Wordとの連携も違ってくる。メーカーでインストール済のパソコンであればインストール時の設定が機種やメーカーによって違うかもしれません。 原因をこと細かく説明してもなかなか理解していただけませんから、現実に違うという実例を下に示します。メール添付の原稿は編集部員4名に転送で届くのですが、Wordの原稿を受取り立ち上げると4名とも違うのです。見本の2例はどちらも「Word2010」で開いたのですが、OSは〔例〕1がXP、〔例2〕はVistaです。 また、原稿のフォントスタイルは「DHP平成明朝体W7]でしたが、2例ともそのフォントはインストールされていないのです。 ー テンプレートを使っていただきたい理由~その2~に進む - 〔例1〕 Windows XP、フォントが合わないと一番近そうなフォントを探して表示しますが、マッチングが悪いといびつな文字になります。 〔例2〕 Windows Vista、上の段だけで納まっている原稿なのに、下の段まで行間が開いている。 |